- 宅建の合格率を知りたい
- 難しいのかな?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 宅建の合格率の推移
- 難しくないといえる3つの理由
この記事を書いている僕は、弁護士。
宅建試験に3ケ月の独学で合格しました。
2017年の合格点は35点でしたが、
43点を取得しています。
今回は「宅建の合格率は低いけれど、難しくない」というテーマで解説します。
それではさっそく見ていきましょう。
3分くらいで、サクッと解説していきます。
宅建の合格率は低い?
宅建試験は、毎年約20万人が受験し、3万人くらいが合格しています。
次の表は、平成21年度以降の試験結果。
過去10年間の宅建の合格率は
約15%。
合格率がもっとも高かったのは、平成21年度で、17.9%という結果でした。
なんか低くないですか??
私も勉強する前に、
宅建は取得しやすい!
と聞いていたので
てっきり合格率が40%くらいあるのかなと思っていました。
ところが、調べてみて、合格率が15%しかなくて焦ったことを思い出します。
宅建の合格率を恐れる必要がない3つの理由
しかし、悲観することはありません。
結論から言って、記念受験レベルの人が大勢いるので、実質的な合格率はもっと高いです。
記念受験レベルが多い理由は以下の3つ。
- 受験資格の制限がない
- マークシート
- 入社早々に受験させられるケースが多い
簡単に説明しましょう。
① 受験資格の制限がない
宅建試験は年齢、性別、学歴等による受験資格の制限がありません。
高卒以上でなければならないとか、実務経験何年以上でなければならないといった制限が全くないので、おのずと受験生が増えてしまいます。
② マークシート式
また、試験方法も記述式がなくマークシート方式だけで行われます。
論文がなく受験のハードルが下がるので、気軽に受験できます。
③ 入社早々に受験させられるケースが多い
宅建士試験は、不動産業界においては、持っていて当たり前の資格です。
資格を持っていないと出来ない独占業務もあるため、新入社員は入社後すぐに受験をすすめられます。
そうすると、会社から半ば強制的に受験させられている方も多く、十分な準備をせずに本試験を受ける方が一定数いるんです。
宅建の合格率が低いのは試験対策できてない人が多く受けるから
このような理由から、
「勉強が全然終わってないけど、とりあえず受けよう!」
という方が多いです。
中には、ほとんど試験対策をせずに受験に臨む方もいるのではないでしょうか。
そうすると、受験者数ばかり増えてしまうため、結果的に合格率が低くなります。
実は、申込したにもかかわらず受験しない人が
毎年5万人もいます。
事情があって当日受けられない方もいるでしょうが、
とりあえず申込んだけど、やっぱやめておこう!
という方ばかりです。
したがって、しっかり受験対策をしている人に限れば合格率は高くなるため、合格率15%という数字を恐れる必要はありません。
宅建の合格率を関連資格と比較
なお、不動産に関連する他の国家資格と比較すると、宅建試験の合格率はむしろ高いともいえます。
宅建
合格率:約15%、受験者数:約20万人
合格率:約10%、受験者数:約5万人
マンション管理士
合格率:約8%、受験者数:約1万5000人
不動産鑑定士
合格率:約4%、受験者数:約2000人
司法書士
合格率:約4%、受験者数:約1万5000人
合格率15%も見方を変えれば、
簡単な方じゃん!と思えるのではないでしょうか。
でも…、何年も合格できない人がいるから、難しいのでは?
一方で、何回受験しても合格しない方がいます。
そうすると、
やっぱり宅建は難しいのではないか?
と思われるかもしれません。
そういう方は、勉強方法を間違えています。
宅建の合格に必要なのは、
勉強方法 × 勉強時間です。
なかでも、勉強方法を間違えている人は大勢いて、
その方たちは、合格するのに何年もかかってしまいます。
正しい勉強方法を理解するのは意外と難しいです。
しかし、勉強方法さえ間違えなければ、宅建は3か月で受かることも可能な簡単な試験です。
結論:心配せずに勉強を始めましょう!
いかがでしたか?
宅建の合格率は15%くらいなので一見厳しそうな試験に思えますが、勉強方法さえ間違えなければ恐れる必要はありません。
超難関の資格ではないので、みなさんに合格のチャンスがあります。
さあ、今すぐ宅建の勉強を始めましょう!!
それでは。