- 宅建の難易度を知りたい
- 他の資格と比べてどうかな?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 結論:宅建の難易度は「簡単」です
- 「簡単」といえる3つの理由
この記事を書いている僕は、弁護士。
宅建試験に3ケ月の独学で合格しました。
2017年の合格点は35点でしたが、
43点を取得しています。
今回は「宅建の難易度は簡単」というテーマで解説します。
それではさっそく見ていきましょう。
3分くらいで、サクッと解説していきます。
宅建の難易度は「簡単」です
宅建試験は、毎年約20万人が受験し、3万人くらいが合格しています。
結論からいって、不動産鑑定士や司法書士などの他の国家資格と比較すると、宅建試験はそこまで難しくありません。
国家資格の中では、
「簡単」
の難易度といえます。
(※ 勉強方法を間違えると「簡単」ではありません。)
宅建の難易度が、「簡単」である理由を以下の3つの指標から説明しましょう。
- 出題形式
- 合格率
- 学習期間
出題形式からみる宅建の難易度
宅建は、全問マークシート方式(4肢択一式)、出題数は50問、試験時間は2時間となります。
記述式や論文式がある資格試験になると、本質的な理解がないと解答できないので、表面的な暗記だけでは太刀打ちできません。
一方、マークシート方式の試験は、解答方法も簡単ですし、内容的にも単純な暗記で解答できるものが多いです。
宅建は、全問マークシート方式。
確かに、深い理解が必要な問題も出題されるものの、ごく一部です。
ほとんどの問題は、単純な暗記だけで解答できるため、受験対策がしやすいといえます。
合格率からみる宅建の難易度
過去10年間の合格率を見てみましょう。
過去10年間の宅建の合格率は
約15%です。
そんなに簡単ではなさそうですよね?
でも安心してください。
ここで、宅建の難易度を他の不動産資格と比較してみましょう。
宅建
合格率:約15%、受験者数:約20万人
合格率:約4%、受験者数:約1万5000人
不動産鑑定士
合格率:約4%、受験者数:約2000人
マンション管理士
合格率:約8%、受験者数:約1万5000人
行政書士
合格率:約10%、受験者数:約5万人
管理業務主任者
合格率:約21%、受験者数:約1万7000人
このなかでは、合格率4%の司法書士や不動産鑑定士が最難関の資格試験です。
次に難しいのが、合格率8%のマンション管理士。
宅建は、管理業務主任者よりは合格率が低いですが、難易度は決して高くありません。
ちなみに、宅建は、勉強が全く進んでいない受験生もかなり受験するので、体感的な合格率は30%以上あると思います。
詳しくは、「宅建の合格率」の記事で説明しています。
不動産以外の資格と比較すると、宅建は、日商簿記2級やFP2級と同じくらいの難易度と言われています。
学習期間からみる宅建の難易度
最後に学習期間から分析してみましょう。
各予備校で目安としている宅建の合格に必要な勉強時間は
3か月~9か月です。
他の不動産関連資格の勉強期間は以下の通り。
学習期間:1年~2年
不動産鑑定士
学習期間:10か月~2年
マンション管理士
学習期間:4か月~10か月
行政書士
学習期間:10か月~1年
管理業務主任者
学習期間:3か月~6か月
宅建は管理業務主任者と同じくらいの勉強期間です。
ちなみに、これらの学習期間は、あくまで正しい勉強方法をとった場合の(模範的な)期間です。
間違った勉強方法をしてしまうと、2,3年勉強しても宅建に合格できません。
正しい勉強法とは何かについては、弁護士編集室で徹底的に解説していきますのでご安心ください。
結論:心配せずに勉強を始めましょう!
いかがでしたか?
宅建の合格率は15%くらいなので一見厳しそうな試験に思えますが、
・出題形式
・合格率
・学習期間
を分析すると、「簡単」の難易度というのがわかりましたか?
宅建は、勉強方法さえ間違えなければ、短期間で合格することができます。
さあ、今すぐ勉強を始めましょう!!
それでは。